おおまえ鍼灸治療院です^ ^
今回は、
「意外にやっている腰痛の治りを悪くする行動」について投稿します。

【痛みのメカニズム】
まずは、腰痛などの痛みのメカニズムです。
痛みは、腰で感じているわけではなく、
脳に電気信号が伝えられ、痛みを感じます。
脳内には、「ペインマトリックス」という痛みを感じる領域があります。
ここが興奮すると、
「痛い」と感じるようになります。
例えば、
・殴られた
・足を机の角のぶつけた
などの物理的刺激の時は、もちろん興奮します。
それ以外にも、
何気ない日常の中でも
ペインマトリックスを興奮させてしまう行動・思考が存在します。
・病気の話をしている時
・未来を悪く予想している時
・触ったり、さすったりしている時
・ネットやテレビでネガティブな情報に触れている時
です。
このように、痛み病気に意識が向いている時に
「ペインマトリックス」は興奮していしまいます。
これらは、無意識にやっていることがほとんどです。
いかがでしょうか?
当てはまるものはありませんでしたか?
このペインマトリックスをいかに興奮させないかが慢性腰痛を克服するためのポイントです。
【対策方法】
・自分の体を肯定する言葉を増やす
・病気や健康について調べない。趣味など夢中になれることを調べる
・未来を肯定的に予測する
などです。
そのほかにも、
ポジティブな時に、脳の痛みを静める機能【下降性疼痛抑制系】が活性化されます。
「自分は前向きだから大丈夫!」
という方は多いですが、
周囲の人が影響して、ペインマトリックスが興奮してしまうことが医学的に判明しています。
ですのでヨーロッパでは、痛みの正しい知識を広める運動をしています。
腰痛の労災を改善するために個人ではなく団体に「患者教育」を実施しています。
その結果、患者数や医療費の減少にも成功しました。
日本も見習ってそういう活動が増えればいいですね!
自分も家族も痛みについて正しい知識を持って自己防衛していくことは大切です。
メディアやネットの情報を鵜呑みにせずに、ヘルスリテラシーを高めていきたいところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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腰痛・自律神経の施術が得意!
和歌山県有田郡湯浅町湯浅1610-7
おおまえ鍼灸治療院
TEL:0737-23-8618
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