2023年10月

9割の人がカン違いしている腰痛、肩こり、自律神経の乱れの治し方

こんにちは!
おおまえです。

今回は、「9割の人がカン違いしている腰痛、肩こり、自律神経の乱れの治し方」
についてお話します。

長引く慢性的な症状でお困りの方は参考になるかと思いますので是非最後までご覧ください!

多くの人が慢性症状に対して、誤った考えで捉えていますので
私の臨床の経験も踏まえたうえで紹介していきます。

それでは早速本題にいきましょう!


カン違い その①
【すぐ治ると思っている】

長年、慢性的に症状を持っていても鍼灸や整体などの施術をすれば「すぐ治る」と思っている。
このパターンもよくありまして、
慢性痛は過去からの積み重ねで時間をかけて起きている現象です。
この場合、根本的に体質などを変化させていく必要があります。
1日、必死に筋トレをしてもすぐにムキムキにはならないですよね?
筋トレやダイエットも最低3ヶ月はかかります。
治療も同じように、ある程度期間が必要です。

現代は薬や注射など、その場で緩和する治療が横行しているせいで
即効性を求めすぎる方が多いように感じます。

また数回の施術で、効果を感じないと「治らない」と思ってしまい、根本改善する前にやめてしまうということが起きてしまいます。

そうするとせっかく徐々に回復に向かっていくはずなのに、なかなか完治することができず、また次の治療院、次の治療院といった形で気づけばドクターショッピングをしてしまう、

という状態になってしまいます。

即効性を求めるが故に、
日々の症状にフォーカスしすぎて一喜一憂してしまい、ネガティブな感情が出てしまいます。
不安や恐怖心などは慢性症状の回復を遅らせます。

長期的な目線を持つことで、日々の症状の浮き沈みに対して、一喜一憂しずらくなるので
安定したメンタルで過ごすことができます。

よって、慢性症状が治りやすくなります。

【痛いところ(患部)に原因があると思っている】
これもあるあるなんですが、
肩が痛い場合、肩に原因があると思ってしまうなどです。

確かに、緊張している筋肉はありますし、表面上で見た場合
原因と捉えれます。

しかし、もっと深堀りをしていくと
肩の筋肉を緊張させた原因は?というところまでさかのぼれます。

痛みの根本である部分に対してアプローチしないと根本的に回復しません。


東洋医学では、本治法と標治法という言葉があります。

標治法とは、標的に対しての施術のことで
出ている症状に対してのアプローチです。

例えば、肩が痛ければ肩を揉むとか
腰が痛ければ腰に鍼をする
不安が強くなれば精神安定剤を飲む

などです。

その瞬間、症状が良くなるが
すぐ元に戻る

のが特徴で、根本的なアプローチではありません。
※急性の症状には有効です。


本治法は、
不調の根本に対しての施術です。

体質
五臓六腑の働き
脳の働き

など不調の原因となっている根本へのアプローチです。

この本治法は
その場での即効性はあまりないが、
あとからじわじわ効いてきて持続性がある

という特徴があります。
また、元に戻らない体づくりに必要な施術です。

この本治法がありきで、標治法が活きてきます。
持続性がある施術
と即効性のある施術を組み合わせることが最善だと考えています。

しかし残念ながら、世の中の9割が標治法のみの施術しか行っておりません。
その場で良くなれば「治った」と定義している治療院もよく見かけますが、予後まで良好かは別の問題です。

痛みや不調がある部分だけに目を向けるのではなく、
体全体を捉えて、視野を広げましょう。


【姿勢・背骨の異常が原因だと思っている】
これは信じてもらえない可能性が高いですが、
姿勢や背骨の異常と慢性症状は関係ありません。

背骨が曲がっていて、骨と骨の間が狭くなっている
と言われた方でも腰が全く痛くない人もいますし

姿勢がキレイでまっすぐな方でも肩こり腰痛があるという人もいます。

一概に、姿勢や背骨の異常と慢性症状は結びつけることができません。

ヨーロッパなどの医療先進国では、レントゲンやMRIをあまり撮りません。
骨が折れていないかの確認の時のみです。
慢性痛と関係がないという論文もたくさん出ています。
そして、背骨の異常を伝えることで患者さんがネガティブな思い込みをしてしまい、治りづらくなってしまうことも判明しています。

「私の背骨は悪いから治らない」という先入観を持ってしまうことになるからです。


これらの姿勢・背骨の異常のお話についてはまた詳しくお話ししたいと思います。


いかがでしたか?

・即効性があって当たり前だと思っている
・痛いところに原因があると思っている
・姿勢、背骨の異常が原因だと思っている


これらの考えは慢性病を治りづらくさせてしまいます。

是非慢性痛を克服するうえで参考にしてみてください!

それではまた!

うつ病を治すうえでのNG行為

みなさんこんにちは!
おおまえです。

今回は、うつ病を治すうえでのNG行為3選ついて解説していきます。
今日お話しする内容を知っているだけで、うつ病の回復に有利に働きます。



・うつ病など、診断されたことがある方や、もしかしたら自分はそうかもしれない…と思っている方
・身近な人にうつ病の方がいる

という方は参考になるかと思いますので是非最後までご覧ください

【うつ病の簡単な概要】
うつ病について簡単にシンプルにお伝えすると、前頭葉の働きが低下している状態のことをいいます。
背外側前頭前野(DLPFC)ともいいます。
前頭葉は感情をコントロールしているところなので、「自分の気持ちをコントロールできない」という状態になっています。よって、精神的・肉体的な問題が起きます。

うつ病の原因は科学的にははっきりと分かっていませんが
過度のストレス・長期的なストレスによって引き起こされているのではないかと言われています。


その他にも自律神経の乱れや内臓の働きなど、目には見えない体の機能的な問題で「うつ病」という状態に発展している可能性が非常に高いです。

ではさっそくNG行為についてお伝えします。


【NG行為1つ目】
「気持ちから変えて、治そうとする」
要はメンタル面での落ち込みがあるということで、「気持ちの問題ではないか」と思っていしまい、気持ちから前向きに持っていくことで治ると勘違いしている。
これは、治らない取り組みです。
そもそも性格とかの問題ではなく、脳の働きが低下していることで感情をコントロールできていないという状態なので、まず気持ちから変えるのは無理です。

失敗体験が積み重なるだけで、どんどん自信を失ってしまう可能性あるので、気持ちから変えるのはやめましょう!

そして、性格の問題にするのはやめて、脳の働きのせいにしましょう。
ですので、気持ちをどうコントロールするかではなく、脳をいかに活性化できるか
という視点に切り替えましょう。
それだけでも少し気持ちが楽になるのではないのでしょうか。

【NG行為2つ目】
「精神安定剤を飲み続ける」
薬を飲み続けることによって体の負担が大きく、一時的に症状を抑えているだけで根本的なアプローチではありません。
薬を飲んで精神面で一時的に楽になるかもしれませんが、薬が切れたときに、一気にネガティブな感情が押し寄せてきます。
また、薬を飲み続けることによって自然治癒力を低下させてしまいますので、長期的にみて予後は悪いです。

安易に薬に頼るのはやめましょう。

とはいっても薬がないと生活がままならない…という方もいると思いますので、
とてつもなく辛いときは服用しながらも、薬から脱却するために、体の負担がない民間療法(鍼灸や整体)も同時に行いましょう。特に東洋医学専門の鍼灸院がおすすめです。


【NG行為3つ目】
「スマホで病気のことについて調べすぎる」
スマホで病気のことを調べると、基本的にネガティブな内容が多く、不安を煽るような記事で溢れかえっています。「不安・恐怖心」はうつ病の回復を遅らせる原因にもなりますので、病気のことについてはあまり調べないようにしましょう。
また、現代は誰でも簡単に医療情報を発信できるような時代です。情報が正しいとも限りません。
全て鵜呑みにするのはやめましょう。


【まとめ】
いかがでしたか?
NG行為やってしまっていた方もいると思いますが、あまり悲観的にならず、これから徐々に取り組んでいきましょう。

と言いたいところですが、、、

「分かっていてもできない、、」というのがうつ病の特徴なので、今回はこの動画を見るだけでOKです。
また、周りの方に助けを求めることが大切です。自分一人で解決しようとせず、家族や友人、近くの治療院などに頼りましょう。



最後までお読みいただきありがとうございました!


それではまた!



自律神経の乱れを治すには?

みなさんこんにちは!
大前です。

今回は、自律神経の乱れを治すには?
について解説していきます。




まず自律神経というのは、全身に分布している末梢神経のことをいいます。

目・舌・心臓・肺・肝臓など広く関与しています。
また、交感神経と副交感神経に分かれます。
交感神経は、アクセルような役割で主に活動的な神経です。
副交感神経は、ブレーキのような役割で主に活動を抑制させる神経です。

このアクセルとブレーキのバランスが崩れると自律神経が乱れているという状態になります。


頭痛・偏頭痛・めまい、動悸、吐き気・便秘下痢・冷え性・うつ・パニック・不安障害・無気力・気分の落ち込み・胃が痛いなどの自律神経の乱れの不調はさまざまですが、まずはみなさん病院に行かれる方が多いと思います。


しかし当院に来院される患者さんからも聞く内容として、「異常がない」「ストレスですね」「運動不足です」「自律神経が乱れていますね」と言われることが多く、具体的な施術などはなく、薬の処方で済まされることが非常に多いと感じています。

それで治ればいいんですが、実際に治っていない方が圧倒的に多いです。
というのも薬で症状を抑えているだけで、根本的な体の変化が起きていないですね。

また、薬を飲み続けるということは体の負担も大きいです。


自律神経というものは目に見えない・画像・数値では判断できない「体の機能的」な問題です。

病院では、機能的な問題を解決することよりも「器質的な問題」を解決することに特化しています。

例えば、腫瘍ができないないか 骨は折れていないか 危険な病気が潜んでいないか など画像や数値で判断します。

検査では現れない「体の機能的な働き」
まさに自律神経の不調を診断するのはどちらかという不得意な分野です。

一方で、東洋医学は機能的な働きの原因を見つけることが得意です。
東洋医学はそれぞれの細かな症状に対して、どういった治療をすればいいか明確な施術方法が存在します。

病院で原因不明と言われた症状にもしっかりとした治療法があるということです。

それはどういうことか簡単にお伝えすると
五臓六腑という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

五臓は、肝・心・脾・肺・腎のことを指します。
六腑は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことを指します。

この五臓六腑の働きに着目することで自律神経の乱れの原因を見つけることができます。
東洋医学は(ここのツボを押せば胃に効くとか)を4000年積み重ねてできた統計学です。
これら五臓六腑の働きが正常であれば健康で、どこかに問題があると体の不調が出る。ということなんです。

例えば、めまい・偏頭痛・生理痛などは「肝」のツボを狙うと良くなります。
とても不思議ですね。具体的にはいろんな鍼灸の手技を使いますが施術のおおまかな狙いとしては「肝」を整えることで改善する可能性が高いです。


また、精神的な問題も東洋医学に当てはめることができます。
思い悩みやすいなどは、五臓の「脾」が関係しており、「脾」を整えることで思い悩みやすい感情は緩和されます。

不安や恐怖などは「腎」が関係しています。
このように感情に対しても東洋医学ではどうような施術をすれば良いのかかが分かります。



今まで、自律神経の乱れに対して病院や整骨院、自宅でのケアなど取り組んでいるにも関わらず、なかなか治らない方は、
東洋医学の考えを取り入れて、視点を変えて健康意識をしてみてください。
近くの東洋医学専門の鍼灸院に行くこともおススメします。

今回、病院などの西洋医学と比較してお伝えしましたが、
これはどちらの医療が良い という話ではなく、自律神経の乱れを治すには、得意分野はどちらなのかという話なんですね。

そして、当院が1対1で施術をする中で、最善の方法が東洋医学の鍼灸施術ということです。

自律神経というのは、複雑な症状でもあります。
環境、ストレス、人間関係、思考のクセ、セルフイメージが低い、ネガティブな思い込みなど
鍼灸で施術をする 以外の分野での問題も潜んでいる可能性もあります。

これらのお話もしていくと、1記事では伝えきれないので、
これから東洋医学、セルフケア、脳・メンタルなど僕の持っている情報や知識を開示していきたいと思っています。

最終的な、自分の体の仕組みを知ることができ、ヘルスリテラシー(健康知識)を高めればと思います。
それではまた!