自律神経の乱れを治すには?

みなさんこんにちは!
大前です。

今回は、自律神経の乱れを治すには?
について解説していきます。




まず自律神経というのは、全身に分布している末梢神経のことをいいます。

目・舌・心臓・肺・肝臓など広く関与しています。
また、交感神経と副交感神経に分かれます。
交感神経は、アクセルような役割で主に活動的な神経です。
副交感神経は、ブレーキのような役割で主に活動を抑制させる神経です。

このアクセルとブレーキのバランスが崩れると自律神経が乱れているという状態になります。


頭痛・偏頭痛・めまい、動悸、吐き気・便秘下痢・冷え性・うつ・パニック・不安障害・無気力・気分の落ち込み・胃が痛いなどの自律神経の乱れの不調はさまざまですが、まずはみなさん病院に行かれる方が多いと思います。


しかし当院に来院される患者さんからも聞く内容として、「異常がない」「ストレスですね」「運動不足です」「自律神経が乱れていますね」と言われることが多く、具体的な施術などはなく、薬の処方で済まされることが非常に多いと感じています。

それで治ればいいんですが、実際に治っていない方が圧倒的に多いです。
というのも薬で症状を抑えているだけで、根本的な体の変化が起きていないですね。

また、薬を飲み続けるということは体の負担も大きいです。


自律神経というものは目に見えない・画像・数値では判断できない「体の機能的」な問題です。

病院では、機能的な問題を解決することよりも「器質的な問題」を解決することに特化しています。

例えば、腫瘍ができないないか 骨は折れていないか 危険な病気が潜んでいないか など画像や数値で判断します。

検査では現れない「体の機能的な働き」
まさに自律神経の不調を診断するのはどちらかという不得意な分野です。

一方で、東洋医学は機能的な働きの原因を見つけることが得意です。
東洋医学はそれぞれの細かな症状に対して、どういった治療をすればいいか明確な施術方法が存在します。

病院で原因不明と言われた症状にもしっかりとした治療法があるということです。

それはどういうことか簡単にお伝えすると
五臓六腑という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

五臓は、肝・心・脾・肺・腎のことを指します。
六腑は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことを指します。

この五臓六腑の働きに着目することで自律神経の乱れの原因を見つけることができます。
東洋医学は(ここのツボを押せば胃に効くとか)を4000年積み重ねてできた統計学です。
これら五臓六腑の働きが正常であれば健康で、どこかに問題があると体の不調が出る。ということなんです。

例えば、めまい・偏頭痛・生理痛などは「肝」のツボを狙うと良くなります。
とても不思議ですね。具体的にはいろんな鍼灸の手技を使いますが施術のおおまかな狙いとしては「肝」を整えることで改善する可能性が高いです。


また、精神的な問題も東洋医学に当てはめることができます。
思い悩みやすいなどは、五臓の「脾」が関係しており、「脾」を整えることで思い悩みやすい感情は緩和されます。

不安や恐怖などは「腎」が関係しています。
このように感情に対しても東洋医学ではどうような施術をすれば良いのかかが分かります。



今まで、自律神経の乱れに対して病院や整骨院、自宅でのケアなど取り組んでいるにも関わらず、なかなか治らない方は、
東洋医学の考えを取り入れて、視点を変えて健康意識をしてみてください。
近くの東洋医学専門の鍼灸院に行くこともおススメします。

今回、病院などの西洋医学と比較してお伝えしましたが、
これはどちらの医療が良い という話ではなく、自律神経の乱れを治すには、得意分野はどちらなのかという話なんですね。

そして、当院が1対1で施術をする中で、最善の方法が東洋医学の鍼灸施術ということです。

自律神経というのは、複雑な症状でもあります。
環境、ストレス、人間関係、思考のクセ、セルフイメージが低い、ネガティブな思い込みなど
鍼灸で施術をする 以外の分野での問題も潜んでいる可能性もあります。

これらのお話もしていくと、1記事では伝えきれないので、
これから東洋医学、セルフケア、脳・メンタルなど僕の持っている情報や知識を開示していきたいと思っています。

最終的な、自分の体の仕組みを知ることができ、ヘルスリテラシー(健康知識)を高めればと思います。
それではまた!


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