慢性の肩こりの治し方と根本原因

本日は慢性の肩こりの考えられる原因と治し方についてお話します。
慢性の肩こりはさまざまな要因で起きていますが、
当院ではどういう考え方でどういったアプローチをするかを解説していきます。

まず、肩こりというのは、僧帽筋や菱形筋、肩甲挙筋など肩周辺の筋肉が凝り固まっている状態をいいます。
それが何年も長引いていて、慢性化している人も多いと思います。
肩こりが長年ある人は、肩こりがあるのが普通となっている方もいますし
職業柄、諦めている人もいるのではないかと思います。

そういった方が改善に導かれるきっかけとなる動画になれればと思いますので
是非参考にしてみてください。

当院の考える肩こりの根本原因は大きく3つあります。
この3つ原因なんですが、どれに当てはまるかは実際対面でみてみないと分からない部分がありますので予めご了承ください◎





まず原因1つ目は、「筋骨格系レベル」です。

筋肉や骨格の問題で、起きている状態です。
例えば、トリガーポイントといって、深層筋が栄養不足になってコリになっているとか
体のバランスや歪みによって肩こりになっているケースですね。

一般的に、整骨院や整体院・マッサージなどはこの筋骨格レベルで判断しているところが多いという印象があります。
しかし、肩が凝っている局所に対して、刺激を加えたり、電気を流したりしても治っていない人がかなり多いので、急性の症状・ギックリ腰や寝違いなどには有効なイメージがありますが、慢性の肩こりにはあまり有効ではないのかなと個人的に思います。

実際も当院も開業当初は、この筋骨格系レベルの施術をメインとしていました。
もちろん改善する方もいましたし、喜ばれる方もいたんですが、限界があるという風に思いました。やはり症状が戻ってしまったり、内科的な疾患に対して、対応できなかったりということで、次の2つ目の原因にたどり着くわけですが、これも解説しますね。

2つ目が「内臓レベル」です。
例えば、内臓といっても病気に発展しているものではなく、内臓由来の働きに着目しています。東洋医学の考え方で体の内側の五臓六腑の働きに異常があると、肩こりが結果的に生まれるという考え方です。
東洋医学では、「森を見て木を見る」ということをします。
要は、体全体を通して判断し、肩こりの改善に導くという世界観です。


慢性の肩こりの方で、肩こりだけの症状を持っている人って少ないんですね。
というかほぼいないです。
例えば、生理痛があるとか、偏頭痛・めまい・耳鳴り・頻尿・乾燥肌・鼻炎・逆流性食道炎とか。
肩こり以外の、その他の症状ってあると思うんです。

これらの症状って病院では科が分かれていて、それぞれにお薬があったり、局所的に処方されると思うんですけど、
東洋医学の鍼灸は、肩こりとその他の症状を合わせて体全体の不調を1つの病状とみています。

だから、その他の症状にも有効なツボや治療を選択して、全部まとめてアプローチします。
東洋医学の経絡治療は、ある意味総合診療なんですね。
背景にある体質的な部分への施術を大事にしています。
その結果、肩こりが根本的に改善される可能性が高くなります。


3つ目は「脳レベル」です。。
脳レベルの症状は、どちらかというとかなり根が深いです。
過去のトラウマとか、前頭葉の働きが低下していることで自然治癒力が働いていないという状態です。
主に、過度なストレスとか、長期的なストレスによって引き起こされるケースがあります。

また、肩こりが3カ月以上長引くと、脳で痛みを記憶されてしまい、ちょっと疲労などで肩こりが出やすくなってしまうんですね。
ただ、シンプルな慢性肩こりの人で脳レベルでアプローチが必要なかたは少ない印象がありますので、脳のお話についてまたどこかで詳しく話したいと思います。

まとめますと
肩こりの原因は大きく3つあると考えていまして
「筋骨格系レベル」「内臓レベル」「脳レベル」という風に当院では分けてアプローチすることがあります。


皆さんが慢性の肩こりで治っていないのであれば、
「筋骨格系レベル」「内臓レベル」「脳レベル」の順番に自分を当てはめてみてください。


今まで、筋骨格系レベルの施術を受けて治っていない人は、内臓レベルへ
内臓レベルで治っていない人は脳レベルへ

といった感じに自分は今どのレベルで改善させようとしているのか客観視してみてください。そのうえでお近くの自分にあう治療院を見つけてみてください。

本当は、これをするだけで肩こり治ります!みたいなことを言いたいし、
みなさんそういう方が好きやと思うんですけど
慢性症状はそんなココ押すだけみたいなことで治りません、、


しっかり向き合って方向性を定めていきましょう
本日はこれで以上です。
それではまた!
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